在宅ワークで失業保険の給付金は減額・支給停止になる?キャリーオーバーはOK?

失業保険を受けながら在宅ワークをすることは、ハローワークに申告さえすれば問題ありません。

ただし気になるのが「在宅ワークが理由で失業保険の給付金が減ってしまうのではないか」ということです(>_<)

失業保険と合わせて生活費のたしに…と考えて作業をしたのに、貰えるお金が減ってしまっては悲しいですよね。

 

この記事では、在宅ワークをしたら失業保険の給付金の扱いがどうなるのか、わたしが調べた結果をまとめています。

結論から言うと、

  • 在宅ワークをしたら失業保険の給付金が減る場合がある
  • 失業保険の給付金が減らないように考えて作業するのがベター

という感じです。詳しくまとめていきますね。

 

この記事の内容は、わたしがハローワークで貰ったしおりや厚生労働省などのHPで調べた結果をまとめています。基本ルールをまとめてはいますが、管轄のハローワークによっては例外となる可能性もあるのでご注意ください。疑問点はハローワークに聞いていただくのが一番です。

 

在宅ワークで失業保険の給付金が減額・給付停止になる?

週20時間以上作業をすると失業保険を受けられない可能性大

失業保険の給付金を受けるには、失業の状態である必要があります。

在宅ワークをしている場合だと、自営業や「就職」状態だと判断されると、そもそも失業保険を受けられません。

 

どう判断されるかはハローワークによりけりですが、1つの基準として「労働時間」があります。

雇用保険のしおりには、このように書かれています。

週当たりの労働時間が20時間未満の場合、就労した日・収入額の申告が必要となりますが、その他失業している日については基本手当の支給を受けることが可能な場合があります。

契約期間が7日以上の雇用契約において週の所定労働時間が20時間以上、かつ、週の就労日が4日以上の場合は、実際に就労をしていない日を含めて就職しているものとして取り扱います。

まとめると、週当たりの労働が20時間以上だと基本手当の支給は受けられない可能性が高いです。

 

わたし
わたしの最寄りのハローワークでは、「週20時間以上働いたら就職とみなし、給付停止になる」という説明がされました。時間数で判断されているようです。

 

失業保険を受けながら在宅ワークを行う場合は、週20時間以内の作業にとどめておくのがベターです。また、失業認定を受けるときに「在宅ワークをしている」と必ず自己申告しましょう。

 

1日の作業時間と収入により失業保険の給付金(基本手当)の扱いが変わる

在宅ワークをした場合、「失業認定申告書」にて作業時間と収入をハローワークに報告する必要があります。申告により給付金の扱いが変わります。重要なのは、1日に何時間作業をしたかということです。

 

1日に4時間以上在宅ワークをした場合

失業認定申告書に「〇」をつけたときですね。「就職または就労」という扱いになり、基本手当は不支給となります。

ただし、収入が少ない(賃金日額の最低額:2019年現在、1日に2480円以下)の場合は「内職または手伝い」扱いです。

 

1日に4時間以内で在宅ワークをした場合

失業認定申告書には「×」をつけます。「内職または手伝い」という扱いになり、収入によって満額支給・減額・不支給と給付金の扱いが変わります

減額になるラインを計算しておくのがおすすめです。

 

在宅ワークをしたときの「失業認定申告書」の記入方法については、以下の記事にも詳しく書いています。

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「内職または手伝い」で基本手当が減額・不支給になる基準とは?

「内職または手伝い」をしたときに基本手当が減額となるかどうかは、自分で計算することができます。厚生労働省の資料によると、

① 失業の認定に係る期間中に自己の労働によって収入を得た場合、1日あたりの収 入から控除額を控除した額と基本手当の日額との合計額が賃金日額の80%相当額を 超えるとき、当該超える額の分だけ基本手当の日額は減額される。

② 上記収入から控除額を控除した額が賃金日額の80%相当額を超えるときは、基本 手当は支給されない

とのこと。

 

簡単にまとめると、

  • 基本手当+収入が、「賃金日額」の80%以下なら全額支給
  • 基本手当+収入が、「賃金日額」の80%以上なら、減額
  • 収入が「賃金日額」の80%以上なら、不支給

ということです。この計算で使う用語もまたややこしいので簡単に説明しますね。

 

「収入」とは

「収入の1日分に相当する額」-1,294円(※失業期間中に自己の労働による収入がある場合の基本手当の減額の算定に係る控除)で計算します。収入を働いた日数でわって、控除額を引くということですね。

 

「賃金日額」とは

雇用保険説明会に出たら貰える「雇用保険受給資格者証」を見てみましょう。「離職時賃金日額」という欄に書かれている金額のことです。「離職時賃金日額」に0.8をかけた数字(「賃金日額」の80%)が判断基準になります。

賃金日額が多い場合は、「賃金日額の上限額」が適用されるので注意です。

たとえば、離職時賃金日額が8000円だとします。「賃金日額の80%」は6400円です。一日に6400円以上稼ぐと不支給になります。

「基本手当」とは

「賃金日額」と同じく、「雇用保険受給資格者証」に書かれています。「基本手当日額」という欄の金額のことです。

 

 

基本手当が減額にならない収入の限度額の計算方法

「賃金日額」と「基本手当」がわかれば、減額にならない収入が計算できます。基本手当+収入から控除額(1294円)を引いた金額が賃金日額の80%とイコールになる金額がギリギリラインです。

 

計算式をまとめると

減額とならない最大収入=(賃金日額×0.8)+(控除額1294円)ー基本手当

です。失業保険受給資格者証を見ながら計算してみてくださいね。

 

たとえば基本手当が5000円、賃金日額が8000円の場合だと、「(8000円×0.8)+1294-5000=2694円」となり、一日に2694円なら稼いでいいという計算になります。

 

 

在宅ワークをしても失業保険を満額受け取るには?

在宅ワークをしても失業保険を満額受け取る方法はいくつかあるので紹介していきます。ただし、ハローワークによって判断が異なる場合があるので参考程度にしていただければと思います。

 

内職・または手伝いの限度額ギリギリで在宅ワークを行う

一番理想的なのは「内職または手伝い」の範囲、つまり1日4時間以内の在宅ワークを行い、限度額ギリギリの収入を得るということです。さきほど紹介した計算式で「減額とならない最大収入」を計算しておき、その範囲に収入をとどめれば、毎月満額支給を得ることができます。

 

1日4時間以上在宅ワークを行うなど、「不支給」とする

限度額が2000円程度でちょっと油断すれば超えてしまう金額だ…という人も少なくないでしょう。その場合はあえて「不支給」としてしまうのもひとつの手です。

 

1日4時間以上働いた場合は「就職または就労」となり、不支給扱いです。不支給と言ってもまったくもらえないわけではなく、給付が先延ばしになるだけなので損はしません。(もちろん給付期限を過ぎればもらえませんが…)

 

週に20時間以上働くのはNGなので、1日6時間程度×3日など、できる範囲で行うのがベターです。ハローワークによっては「就職」として扱われる可能性もなきにしもあらずなので、必ず相談や申告はしてくださいね。

 

ちなみに収入が「賃金日額」の80%以上でも不支給となります。この場合も先延ばしになる…という情報もありました。個人ブログで見かけたことなので絶対というわけではありませんが(>_<)減額になるくらいなら思い切り稼いでしまうのもありかも??

 

収入を得る日を先延ばしにする(キャリーオーバー)

クラウドワークスやランサーズでは「キャリーオーバー」という仕組みがありますよね。報酬の振込日を自分で決定できるサービスです。

失業保険上での収入は「銀行口座に振り込まれた日」を表すそうなので、キャリーオーバーをしていれば「収入なし」となり、減額対象にはならない場合が多いようです。

 

わたし
わたしも最寄りのハローワークで確認してみましたが、「キャリーオーバーなら収入にはならない」とのことでした。極端にいえば失業保険の給付が終わってから報酬が振り込まれたならば、まったく支給額には影響はないのだとか…。不正受給ギリギリラインに思えますが、「収入を得たのに申告しない」のが問題なので、「申告したうえで収入を得ない」のはアリだそうです。
失業保険と並行して在宅ワークを行う人は少なく、キャリーオーバーについての基本ルールは確立していないようです。ハローワークにより判断がわかれるラインなので、必ず確認してください。

 

 

体験談:在宅ワークをしても申告すれば失業保険はもらえる!

(2019年10月9日追記)

初回失業認定日が終わりました。クラウドワークスで在宅ワークスをしていることを申告し、失業保険を無事貰えることが確定しました。

 

わたしが申告した内容は、以下の3点です。

  1. 働いた日付
  2. 働いた時間
  3. 収入

働いた日付は「失業認定申告書」に記入し、働いた時間は別の用紙に書きました。収入は合計金額をまとめました。また、収入は「キャリーオーバー」をしていて来月以降に受け取ることを明記しておきました!

 

結果、4時間以上作業をした日の手当ては不支給(持ち越し)となりましたが、4時間以下の作業をした日の手当ては満額支給となりました。キャリーオーバーのおかげで減額対象にはなりませんでした^^

 

ちなみに、4時間以上作業をしても収入が最低賃金より少なければ不支給にはならないようです。とはいえ判断はハローワークごとに違うと思うので、あくまで参考程度に。

 

 

在宅ワークで失業保険の給付金は減額・支給停止になる?キャリーオーバーはOK?・まとめ

失業保険を受けているあいだに在宅ワークを行ってもOKですが、減額・支給停止・不正受給にならないように気を付けましょう。基本的にハローワークに正直に相談・申告すればだいじょうぶです。

わたしは在宅ワークの収入が理由で基本手当が減額にならないよう気を付けたいと思います。

 

 

 

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